最近見た韓国映画

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今年に入って、韓国映画をいくつか見た。見た順に挙げると、『パラサイト 半地下の家族』、『毒戦 BELIEVER』、『EXIT』、『ドアロック』の4本。私は元々ポン・ジュノが好きなので、アカデミー賞も取ったパラサイトはすごく期待していたが、正直ちょっと物足りなかった。良い、良いのだけど、彼の他の作品と比べると…といった感じ。それを手紙に書いていたら、文通友達がタイトルのみ書いてあるBDを送ってきて、本当に何の前情報もなしに3本を見た。正直どれもめちゃくちゃ面白かった。エンタメはこうでなくっちゃ!というお手本のような感じ。特にお気に入りは『毒戦』。実は一番”楽しんだ”のは『ドアロック』なのだけれど、こちらは私の苦手な”怖い系”だったので、ちょっと別枠にしたい。

ということでちょっと『毒戦』の良かったところとか好きなシーンを思い返してメモ。

・幹部の女の人が建物に向かって歩いてたら建物が吹っ飛んで、女の人も爆風で吹っ飛ぶシーン!(爆発するのにもびっくりするし、こういう画を見たことなくて二重にびっくりした。序盤のこのシーンで「この映画たぶんサイコーやな!」と思える。)

・生き残りの青年(ラク)が最初野暮ったいのにどんどんイケメンに見えてくるし実際”只者じゃない”のがバレバレw

・そして犬好き(大事な犬を傷つけて怒らせると怖いのは最近だとジョンウィックでもありましたねワクワク)

・主人公(ウォノ)が潜入捜査する中国マフィアのボス(ハリム)の”イっちゃってる人”感がハンパない!奥さん役の女優さんもよい!この二人の登場シーンで一目惚れ!(後で調べたら俳優のキム・ジョヒョクはこれが遺作になったそう…r.i.p.)

・ラクが田舎に密かに持ってる工場の聾唖者コンビが最高!3人が手話で話してるシーンもカッコ良い!底抜けに明るいところも、ちゃんとお葬式してくれる情に厚いところも、爆音で30時間働いちゃうタフさも、襲撃の時に返り討ちにするところも全部良すぎ~(そしてもちろん実は真のボスの右腕なのもね!)

・ボス(ニセモノ)がソース顔な俳優さんで、うさんくささが役にピッタリ。キャスティングすばらし。

・「当たり前のようにアクションがすばらしい」のがすばらしい。

・ラクが常ほぼ無表情なのに対してウォノがだいたい怒ったり焦ったり演技したりして顔が忙しいのの対比が良い。

・(全編通して)ゴア描写そこまできつくないけど、しっかり痛々しい、容赦ないレベルで表現されてて、リアリティとエンタメのバランスを感じる!好き!

・(最後にラクが寒冷地の田舎にいるってところで終わっても個人的にはええかなと思うけど)ウォノが追いかけてきちゃうし銃声がこだまして終わりなの、二人の愛がしつこいw暑苦しいwてなるんやけどそれもまた良い。

・聾唖者コンビが銃声に気づかず遊び続けてるのはとても良い。

 

そんなところかな。。。

悪役たちが「ええキャラ」な映画って名作ぞろいな気がするな!