出産の記録

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この度めでたく出産を終えたわたくし。せっかくなので出産の思い出(メモ)を公開しておく。コロナで色々大変やったけど、赤ちゃんも自分もちょーがんばりました。

以下。

11月某日午前3:00にバシャっと破水(前期破水)
タクシーで病院へ。PCR検査陰性(陽性なら入院させてもらえない、というコロナ対策)。すぐ入院して胎児のモニターしながら様子を見る。昼間何も起こらず。ようやく、陣痛らしきものが夕方ごろから始まるけど、とっても弱く、進行しない。結局夜も変わらず、破水開始から24時間以上が経つ。

翌朝、抗生剤を点滴。午前中いっぱいモニターして陣痛促進の判断を相談する方針。
陣痛はお腹が張るけど時々ちょっと痛い程度で、助産師さんに診察してもらうけど子宮口もまだほとんど開いておらず(1.5㌢)、刺激してもらう。直後から、陣痛の際の痛みが強く頻回になってきた。お腹も痛いけどそれより腰がめっちゃ痛い。
しかしお腹が張る際に胎児の心拍が下がる傾向が見られる。
午後に促進剤の点滴スタート。座った状態であれば胎児の心拍は下がらず、陣痛が3分おきになったものの、16:30に中断(けっこう痛かったけど、まだ弱いので、このまま行って夜に胎児がしんどくなるのを避けようという医師の判断)。
中断するとまた5分間隔に戻った。今夜は様子見。自然に陣痛が強まることを祈る。

夜、陣痛の痛みは横たわった状態だと激しく、約10分間隔だけどその間に寝るのは大変。胎児の心拍は下がらないこともあるみたい。明日に備えて少しでも休むように指示されるけど辛い。トイレも頻回。洋式トイレが一番痛みを感じにくいからずっとトイレにいたいくらい。
1人ぼっちだし(付き添いはコロナ対策で禁止だし、助産師さんたちも忙しいのでめったに来てもらえないし呼びづらい)胎児の命が心配だし既に長丁場だし、で号泣した。
すると、2:30くらいからいきみ感を伴って激しく痛い!診察してもらったら子宮口4㌢と進行している。胎児心拍は2回に1回から“たまに”落ちる、に変化。痛みに色んな体勢を取って耐える。とにかく、いきみ逃しに息を吐くのが大変。

5:40頃の診察では子宮口8㌢まできてついに分娩室に移動。
息を長く吐くのが難しくなってきて、時々うめいたり絶叫したりしつついきみ逃しを続けて子宮口10㌢まで我慢我慢…これが本当に一番しんどかった。1人ぼっちでおしりにテニスボール当ててた。10時くらいから?いざ、いきみましょう!となる。ここからは担当の助産師さんつきっきり(ようやく!うれしい!)。ここから、お願いされて、助産師を目指す実習生さん2人とその先生を受け入れた。実習生さんたちには「なんでも言ってください」とのことで、たくさんワガママ聞いてもらった。汗拭いてもらったり、暑い寒いをこまめに調節してもらったり、飲み物買ってきてもらって飲ませてもらったり。そしてもちろん実習なので先生たちの指導の元処置もしてもらった(おしっこを管でとってもらうのとか、内診とか、血圧測定とか。もちろん下手くそなんだけどがんばってた!)先生の手の温度がちょうど良くて、握ってもらったり、言葉かけが流石ベテランでお上手で、とても心地よい。担当助産師さんは本人はスパルタと言うてはったけど、私が自然分娩できるようにたくさんいきみ方の指示を小まめに出してくれた。私は真面目なので、なるべくみなさんの指示に沿うようにがんばった。息を吐いたり吸ったり止めたりするタイミングや体勢や、目を開けることなど)「上手〜」と褒めてもらえてがんばれた。陣痛を応援するために途中から促進剤も投与。いきみの合間はかなり体力的に来ていたのでぐったり休み、いきみが来たら限界までがんばる!と言う感じ。でも繰り返しが永遠に感じられた。
胎児心拍も落ちず、旋回もしてくれて(最初逆向いてた)、ちょっとずつ頭が出てきた時、髪がフサフサということで、ちょっと触らせてもらった。(そこから結構時間かかってしまい、最終的に頭がニューンと伸びてしまったけど、吸引に至らず済んだのでよかった。)最後の最後がやっぱり一番痛くて、会陰は少し裂けた。正面よりやりやすくて横向きでいきんだ。最後に胎児をとりあげてもらい、対面。正午過ぎ、ニコちゃん誕生!破水から出産まで57時間。ニコちゃんが生きて出てきてくれて本当に良かった。

ニコちゃんは一旦小児科の先生の元へ。後産もわりとスムーズで、臍の緒と胎盤はしゅるりんと出た。約9か月の間ニコちゃんを育んでくれた胎盤とへそのをに感謝の拍手した。産科の先生来られて、裂けたところをチェックしてもらって縫ってもらった。その間にきれいにしてもらったニコちゃんを抱っこさせてもらって写真撮ってもらったりしゃべったりした。かわいすぎてびっくりした。

これから、ニコちゃんのいるこの世界をより一層楽しく生きていきたいし、ニコちゃんにも楽しんでもらえるようがんばりたい。