すごい評判の『チェンソーマン』。
だいぶ前にマンガの1話を試し読みしてのれなくてそれ以来放置してたけどアニメが始まってしまった。しかも私が絶対の信頼を置く瀬古浩司がシリーズ構成…。1話のエンディング曲もVaundy…と、好みのポイントが色々ある!
でも1話見て、やっぱり好きじゃないなぁ…ってなってしまった。
なぜなのか!
多分、自分にとってリアリティを感じられないのが大きい。
“貧乏でかわいそうな生い立ちの主人公”なんだけど、貧乏さと主人公のキラキラ感の合ってなさがもう耐えられない。
夕飯に食パン一枚しか食べられないような状態であのルックスである。そして楽天的で根明で素直な良い子、と思ってしまう言動。
食べられなかったら、身体もしんどければ、精神にも暗い影響が出る。
命(食べること、身体と心)への向き合い方が軽いと思わざるを得なくて、どうしてもノイズになっちゃう。
いっそそういう設定とか描写がなくて、キレキレのアクションとスプラッターにもっと注力してくれてたら、それだけをもっと楽しめたと思う。
(藤本タツキは『さよなら絵梨』も以前読んだのだけど、マンガ表現はほんとにすごいものがあると思うんだけど、やっぱりのれなくて嫌いだった。この時は主人公とお母さんの関係に全くのれなかった。)
私はアニメから入って好きになる作品も多いんだけど、藤本タツキ原作は今のところ相性が悪いみたいだ。